結論
有効
理由
COVID-19罹患率を、2回接種と比較し93%程度抑えられるから
論文紹介
2022年2月 現時点で日本国民の78.8%がワクチン2回接種を完了しているそうです。現在、医療従事者の3回目接種が進められており、筆者の務める病院でも絶賛接種中です。
既に2回接種した方々は3回目に対する躊躇はそこまで大きくないと想像しますが、未知のものには「何となく怖い…」と感じてしまうのが人間の性です。
今回は、そんな3回目接種が本当に有効なのか、アメリカの有名雑誌「JAMA」からつい先日発表された最新の文献を紹介致します!
![](https://nishimed-info.com/wp-content/uploads/2022/02/スクリーンショット-2022-02-06-22.45.56-730x1024.png)
対象
イスラエルの医療従事者1928人
グループ分け
Pfizer-BioNTech社の新型コロナワクチン
2回接種者 VS 3回接種者
評価項目
COVID-19罹患率 (PCR検査により診断)
結果
10万人当たりに換算したCOVID-19感染者数は
・2回接種者 116/10万人
・3回接種者 12.8/10万人
補正後ハザード比0.07= 93%の罹患率減少効果あり
考察
多くの国が3回目接種を推進しているだけあって、その効果は間違いなさそうです。
厳密にはワクチン製造会社やウイルス株の違いがあるので、この結果を完全に日本に当てはめることはできないかもしれませんが、大規模研究で効果が証明されたのは大きな一歩です。
今後は副反応等に関する報告も期待できると思うので、最新の文献が出たらまた解説いたしますね😋